キャリアアップを図るために欠かせない『ロジカルシンキング』とは?

ロジカルシンキング
「相手に何かを説明するとき、うまく伝えられなくて困った。」という経験を持っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そんな方にオススメなのが『ロジカルシンキング』です。

ロジカルシンキングは、日本語で「論理的思考」と訳されますが、いったいどのようなものなのか、身に付けるにはどうしたらいいのか、詳しくご紹介します。

目次

  1. 【1】ロジカルシンキングとは?

  2. 【2】ロジカルシンキングを身に付けて、スキルアップ!

  3. 【3】ロジカルシンキングの手法とは?

    1. 1.演繹法

    2. 2.帰納法

    3. 3.弁証法

  4. 【4】ロジカルシンキングを身に付けるには?

    1. 1.結論から話す

    2. 2.理由を3つ考える

    3. 3.考えを書いてみる

  5. 【5】反対の立場で考える

    1. 1.分かりやすい言葉を使う

  6. 【6】ロジカルシンキングは毎日の生活の中で訓練できる

ロジカルシンキングとは?

ビジネススキルとして欠かせないスキルの1つとして『ロジカルシンキング』がありますが、いったいどのような意味を持つかご存知ですか?

『ロジカルシンキング』は、日本語に訳すと『論理的(ロジカル)思考(シンキング)』。

論理的思考というと、ちょっと難しいイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、自分の考えやさまざまな情報を論理的に考えて、わかりやすく整理するという意味を持っています。

ロジカルシンキングのスキルを身に付けることで、自分の考えを相手にわかりやすく伝えることができるため、コミュニケーションを円滑にし、高い成果をあげることが可能となります。

また、問題を表面的ではなく本質的にとらえて解決する方法を見つけることができるため、ビジネスシーンにおいて欠かせないスキルであると言えます。

ロジカルシンキングを身に付けて、スキルアップ!

女性がスキルアップを図るためには、ロジカルシンキングのスキルを身に付けることが欠かせないとも言われていますが、その理由について、迫ってみましょう。

女性は物事を感情的に考えるといわれていますが、この理由は『脳の作り』にあるとされています。

一般的に、右脳は感性を、そして、左脳は思考を司るとされていて、何かを考えるときには左脳を使うとされています。

右脳と左脳とをつなげるのが、脳梁と言われる部分ですが、女性と男性の脳の作りを比べた時、女性の方が男性より脳梁が大きいとされています。

何かを考えて話す際、男性は脳梁が小さいため、左脳のみを使用し、感情が入り込むことが少ないとされますが、女性は脳梁が大きいため、左右両方の脳を同時に使っているとされています。

左右両方使って、というと、器用に聞こえますが、論理的に考えると同時に感情が入り込むため、男性より感情で物を考えているといわれているんです。

つまり、ロジカルシンキングを身に付けることによって、感情的な発言が少なくなり、論理的に、相手に伝わりやすい話し方ができるようになるんです。

ロジカルシンキングの手法とは?

ロジカルシンキングの方法には、ロジックツリーや演繹法、帰納法、弁証法、MECEなど、さまざまな方法があります。

ここでは、演繹法と帰納法、弁証法の3つについて、わかりやすく解説していきます。

演繹法

演繹法は、『○○だから、××である』と論理を階段式に積み上げていく考え方のこと。

古代ギリシャのアリストテレスの3段論法が有名ですが、だれもが疑うことのない自明の理からスタートし、論理を積み重ねて結論に至るというもので、数学的な考え方となっています。

例を挙げると、

  1. 2は偶数である。(前提)
  2. 30は2で割り切れる。
  3. 30は偶数である。(結論)

というもの。

A)とB)が正しいからC)も正しい。ということができるんです。

演繹法は論理を作るのが簡単であるため、多く用いられますが、積み重ねる論理が多いと、結論に至るまでの過程が長くなって『屁理屈』のように感じてしまったり、論理を短くしすぎることで、話が飛躍しすぎてしまうことも。

また、前提を誤った場合、結論が成り立たなくなってしまうという恐れがあるため、注意も必要です。

帰納法

帰納法とは、物事の共通点をまとめることによって、結論を導き出すという方法。

数学の証明や、科学の分析などで用いられています。

 

Aは固まる性質の素材である。

Bも固まる性質の素材である。

Cも固まる性質の素材である。

 

とそれぞれの共通項を探し出し、「これらの素材の共通点は固まる性質を持っていることである。」と共通項をまとめ、相手に納得させるというもの。

複数の事柄から共通項を見出し、結論を導き出す帰納法は、経営・広告の戦略を立てる時など、ビジネスシーンで多く用いられています。

弁証法

弁証法は、対立する物事 “「テーゼ(肯定)」と「アンチテーゼ(否定)」”が統合して、上位の概念が生まれるという思考法であり、ヘーゲルやマルクスによって考案された思考法。

“物事の変化や発展の過程を本質的に理解するための方法”とされています。

例として、“電話”をあげると、もともと存在したのは“固定電話”であり、この固定電話がテーゼであるとします。外で通話する手段としてアンチテーゼである“公衆電話”が設置されましたが、この公衆電話があっても使いたいときに身近にあるとは限りません。

この固定電話と公衆電話のデメリットを解決するために、‘外で使いたいときに使うことができる電話’として“携帯電話”が生み出されました。

つまり、弁証法とは2つの対立するものを比較することによって、高次元のものを生み出す方法であるといえます。

ロジカルシンキングを身に付けるには?

ロジカルシンキングは、訓練によって身に付けることができます。

日常的に気を付けたいこととして

  1. 結論から話す
  2. 理由を考える
  3. 考えを書いてみる
  4. 反対の立場で考える
  5. 分かりやすい言葉を使う

などがあります。

結論から話す

ロジカルシンキングを身に付けるために重要なのが“結論から話す”ということ。

結論から話すということは難しいことなのですが、結論から話すことによって大事なポイントを相手にきちんと伝えことと、聞き手のストレスを少なくすることが可能となります。

話をするときには、結論をまず伝えて、その理由を続けて話すようにしてみましょう。

理由を3つ考える

物事の結論を裏付けるために重要なのが“理由”です。

相手に結論を理解してもらうためには、その結論が“なぜ導き出されたのか”“何を根拠としているのか”ということを説明して、納得してもらう必要があります。

物事の原因や理由は1つではなく、複数あるものですが、相手に説明する際には、すべての理由や根拠をあげる必要はなく、3つに絞ることがオススメです。

3つに絞る理由は、理由が多すぎると論点がずれたりわかりにくくなってしまうためです。“理由は3つあります。1つ目は●●であり、2つ目は◎◎。そして、3つ目は△△です。”と順を追って話すようにするといいですよ。

考えを書いてみる

相手に説明する前に、考えを紙に書きだすことも重要です。

頭の中で考えたことを話すという方が多いと思いますが、話しているうちに考えがまとまらなくなったという経験を持っている方も少なくないのでないでしょうか?

考えていることを紙に書きだすことによって、頭の中を整理することはもちろん、足りない部分について気付いたり、論理的に話をすることが可能となります。

書きだす際には、

  • 結論
  • 結論に至った理由
  • 理由を示すデータや根拠

について、それぞれ書き出してみることがオススメです。

反対の立場で考える

 

ロジカルシンキング

 

ある事柄について、賛成の立場と反対の立場があった場合、自分の考えとは反対の意見に立って考えてみることも必要自分の考えには、多かれ少なかれ“感情”が入っているもの。

そのため、反対の意見の立場に立って考えてみることで、物事を論理的に考えることが可能となります。

分かりやすい言葉を使う

相手に何かを伝えるときに注意したいのが、“分りやすい言葉を使う”ということ。

受け取る人によって解釈が変わる言葉を使うことによって、トラブルを招くこともあります。

例えば、道案内をする際に、

「駅からは少し歩きます。」と伝えるより、「駅から歩いて3分です。」と伝えるほうが、より正確に伝えることが可能となります。

また、「納期は早めにお願いします。」と伝えるのではなく、「○月△日までに納品してください。」と伝えるなど、話す側と受け取る側が同じ認識を持つことができるように、具体的に説明をするように心がけましょう。

ロジカルシンキングは毎日の生活の中で訓練できる

ロジカルシンキングを身に付けるというと、仕事の際に訓練していくしかないと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、ロジカルシンキングは、毎日の生活の中でも身に付けることができます。

普段の生活の中でロジカルシンキングを身に付ける方法としてオススメなのは、何気なく読んでいる新聞や雑誌を読む際に、事実と意見について分析したり、物事に関して「なぜ?」「どうして?」という疑問を持つことを意識して行うこと。

繰り返して取り組むことによって、意識せずにロジカルシンキングで物事をとらえることが可能となりますよ。

ビジネスシーンに欠かせないロジカルシンキング。

ぜひ、身に付けられるようにしていきたいですね。