好待遇で働きたい!介護職が今よりも条件のいい転職を叶えるコツ

人材不足に悩む介護業界。特に、介護福祉士やヘルパー資格など、介護関連資格を取得している人にとっては、引く手あまたの状況です。だからこそ、介護職が転職先を考えるときは、転職先をじっくりと選びたいもの。介護職の方が転職を成功させるために、おさえておきたいポイントをご紹介します。

目次

  1. 【1】求人票はどこを見る?転職先の見つけ方

  2. 【2】転職をはじめる前に自分のビジョンを明確にしておこう

深刻な人材不足を抱えている介護業界は、年齢やキャリアを問わずさまざまな方に転職のチャンスがある業界です。特に介護福祉士の資格所持者は重宝され、より好待遇での転職に期待できます。条件のいい転職を成功させるコツ、介護ぷらす+がレクチャーします!

求人票はどこを見る?転職先の見つけ方

ハローワークに登録をしたり、地域のフリーペーパーの求人欄を眺めたり…。転職候補先の探し方はさまざまですが、多くの方がまずは給与や募集要項が書かれた求人票をチェックするのではないでしょうか。

転職を考えるうえで気になるのは、やはり給与欄。特に「過酷な業務内容のわりに収入が少ない」といわれる介護業界ですから、収入がやりがいにつながりやすいことはいうまでもありません。転職先選びの際に、待遇面を重視するのはもちろん必要なことですが、もう一点見ておきたいポイントがあります。それは優良事業者かどうかという点です。

転職成功のカギは優良事業者を見分けること

介護業界は2000年にはじまった介護保険制度により、民間による介護サービスが認められたことで一気に規模を広げた比較的新しい業界です。まだ誕生して20年にも満たない業界ですので、労働環境や運営方針など、手探りの事業者も多いという実情があります。同じ施設種別、同じ職種、同じ地域であっても、待遇や賃金に大きく差が出ることも珍しくはありません。優良な事業者に出会うことが、介護業界での転職成功のカギといえるでしょう。

あなたにベストな優良施設を見つけるには?

では、優良事業者とはいったいどんな施設を指すのでしょうか。介護職員が転職(退職)を考える理由と照らし合わせながら考えていきましょう。

利用者の方が気持ちよく過ごせているかどうか

介護職は、利用者の方々と密接に関係を築いていく仕事です。だからこそ、利用者の方々が健やかに気持ちよく過ごせているかどうかで、その施設に勤める介護職員の腕がわかるといっても過言ではありません。介護職員として働いている方が転職を考えるきっかけのトップは、「人間関係」です。利用者の方とと介護職員、また職員同士の関係がギスギスしている施設には、まず良い評判はたちません。評判のいい施設には、それだけ整った環境があるものです。利用者側の環境がいい施設は、きちんと業務フローが確立されていたり、施設の方針やビジョンが明確に示されていたりすることが多いため、働きやすい職場といえるでしょう。

近年では、介護施設の口コミサイトなどもひらかれていますから、利用者や家族から見た施設の口コミをチェックしてみるのもひとつの手です。匿名性の高い情報も多いため、真偽については判断が必要ですが、参考にはできそうですね。

人材育成に力を入れているかどうか

介護の仕事を挫折してしまう方のなかには「キャリアアップしていくビジョンが見えなかった」と考える方が少なくありません。確かに、介護職は他業種と比べて昇給の幅が狭く、働き続けたからといってかならずしも昇給するわけではないという施設が多いのが実情です。だからこそ、チェックしておきたいのは、「人材育成に力を入れている法人かどうか」という点。転職直後のOJTはもちろんのことですが、将来的にリーダーや経営者として活躍できるよう、幅広く経験を積める職場かどうかもチェックしておきたいですね。

運営理念や運営方針に共感できるかどうか

介護施設では「入居者を家族のように温かく迎えられる環境です」「まごころをもって安心のサービスを提供しています」など、運営方針を掲げているところが少なくありません。施設の運営方針や運営理念に共感できるかどうかも、転職先の施設を選ぶうえで重要なポイントとなります。

一見、些細なことのように思えるかもしれませんが、介護職員が退職を考えるもう理由に「施設の方針と合わなかった」というものが少なからず挙げられていることを考えると、実は軽視できない要素です。もちろん、理念どおりに運営されているかどうかはまた別の話ですので、面接できちんと掘り下げて問いかけてみる必要があります。

「離職率」をチェックしよう

介護業界の歴史は浅く、施設によって労働環境に大きく差があると先述しましたが、離職率を見ると、その差は歴然です。公益財団法人介護労働安定センターの調査によると、半数以上の事業所が10パーセント未満の離職率にとどまっているにも関わらず、離職率30パーセント超という施設が2割もあるのです。離職率の高い職場が必ずしも労働環境が悪い職場であるとは限りませんが、介護職員に対する待遇が厚く、労働環境が整っている状態であれば、多くの職員が退職を選ばず、働き続けるのではないでしょうか。

このように、介護施設のなかには積極的に労働環境の改善をはかっているところと、そうでないところがあります。離職率の高さは、優良事業者かどうかを見分けるひとつの目安となります。
とはいえ、離職率は一般には公開されていないケースが多いため、介護業界専門の転職サイトなどを活用し、非公開情報を収集をするのがベストです。

転職をはじめる前に自分のビジョンを明確にしておこう

介護職員として転職を考えるなら、はじめにやっておきたいのが「自分のなかのビジョンを明確にしておくこと」。介護職員として、自分がどのように成長したいのかはもちろんのこと、5年後、10年後、結婚や出産などでライフステージが変化したときに、どのようなかたちで働いていきたいかも含めて考えておくのがベターです。

また、介護職員のなかには、実務経験を積んでケアマネジャーの資格を取得し、生涯の仕事にする人もいます。ケアマネジャーは、どのような介護を行っていくか指針を決める「ケアプラン」を作成するプロフェッショナル。けっして簡単に取得できる資格ではありませんが、「現場で経験を積んで、いずれは利用者と施設、病院などをつなぐ架け橋として活躍したい」と考える方であれば向いている資格です。

どんなふうに働き、どんな自分でありたいか。それを考えたとき、自分が勤めたい職場がいったいどんな職場なのか、見えてくるのではないでしょうか。

ベストな転職方法を見つけよう

介護職の求人は、ハローワークや求人情報誌で見つけることができます。なかには新聞の折り込み広告で募集をかけている施設もあるため、チェックしておきたいですね。とはいえ、自分の力だけで求人情報を調べるのにも限界があるものです。そんなときは、介護業界に特化した転職サイトに登録してみましょう。離職率など気になる非公開情報を教えてもらえたり、自分にぴったりの職場について相談をもちかけることもできますので、より理想的な職場に出会いやすくなるかもしれません。