地方への転職が今アツい?介護でUターン・Iターン転職するメリット

地方都市からも需要が高い介護職は、Uターン・Iターン転職に向いている職種です。いったいどんなメリットがあるのでしょうか。

目次

  1. 【1】介護職のUターン・Iターン転職事情

  2. 【2】Uターン・Iターン転職のメリットとリスク

  3. 【3】Uターン・Iターン転職を成功させるには…

進学や就職のために地方から都会に出てきた方には、「いつか地元に戻りたい」という感情を抱く方が多いものです。結婚や出産、両親の介護など、Uターン転職を考えるきっかけはさまざま。今回は、介護職がUターンやIターン転職をするメリットやそのリスクについて解説します。

介護職のUターン・Iターン転職事情

まずは「Uターン転職」「Iターン転職」という言葉がそれぞれどういった意味を持つ言葉かおさらいしていきましょう。

Uターン転職とは、進学や就職をきっかけに移住をしたのち、生まれ育った地域に戻り、転職を行うことを指す言葉です。Uターン転職をするきっかけはさまざまですが「生まれ育った町を活性化させたい」「両親や地元の仲間たちと生活をしたい」などが主なきっかけとしてあげられます。

一方でIターン転職とは、今の居住エリア以外で転職を行うことを指す言葉です。主に首都圏で働く方が、地方生活に魅力を感じ、移住をして転職することを指します。「豊かな自然のなかで暮らしたい」「子育てを機に地方に移住したい」などが主なきっかけとしてあげられます。

いずれのケースも、生活環境を大きく変える転職になるため、メリットやリスクを熟知し、万全の体制で挑む必要があります。

介護職がUターン・Iターン転職を考えるきっかけは?

「地元に帰って働きたい」「田舎でのんびり暮らしたい」という方から注目があつまるUターン・Iターン転職。介護職がUターン転職やIターン転職を考えるきっかけには次のようなケースが多くあげられます。

首都圏の住居費が高く、賃金に見合わないから

一般的に低賃金であることが問題視されている介護職。厚生労働省が行っている2016年の「賃金構造基本統計調査」の結果によると、介護施設で働く介護職員の平均月給は21万5200円(賞与を除く。また非正規雇用も含まれます)。全産業で見ると、月給は30万4000円となっていますので、相場よりも8万8800円も下回っていることになります。

東京都内で一人暮らしをする場合、エリアによって差はあるものの、家賃は平均して7万円台が相場です。住居費の節約のために郊外に住まいを借りて通うという手もありますが、夜勤のある職場であればそれも難しく、施設の近くに住まいを借りなければとても通えないという方が少なくありません。

住居費が賃金に見合わず、生活が苦しくなってしまうことから地方へのUターン・Iターン転職を考える方は意外と多いのです。

通勤に不便さを感じるから

また「通勤時のストレス」もUターン・Iターン転職を考える大きな理由として挙げられます。

首都圏にある施設に就職する場合、電車やバスといった公共交通機関を利用して通勤しなければなりません。勤務時間帯によっては通勤ラッシュに巻きこまれてしまうことだってあるでしょう。さらに、駅から離れたところにある施設も多く、駅から職場までの距離が遠いことにストレスを感じてしまう方もいます。

Uターン・Iターン転職のメリットとリスク

慢性的な人材不足に頭を抱えている介護業界。地方に移住をした場合であっても、他業種と比較して求人が多く、転職しやすいといわれていますが、介護職がUターン・Iターン転職をする場合どのようなメリット・リスクがあるのでしょうか。

介護職がUターン・Iターン転職をするメリット

介護職のUターンやIターン転職には、多くのメリットがあります。

住居費をはじめ生活費が抑えられる

エリアによって差はあるものの、首都圏と比較すると住居費を大きく抑えられる地方都市。物価なども比較的安く抑えられるため、地方に越してからのほうが生活しやすくなったと感じる方は多いようです。

転職しやすく正社員を目指しやすい

介護の人材不足に頭を抱えているのは地方都市も同じです。特に地方では着実に人員を確保するために、正社員として迎えてくれるケースが多いのが実情です。首都圏と比較すると給与水準はまだまだ低いものの、腰を据えて働いてもらえるよう就業環境を整えている施設も多く、倍率も低いため転職しやすく、正社員として雇用されやすいという特徴があります。

なじみのある環境で暮らせる

Uターン転職によって生まれ育った土地やなじみのある環境で暮らすことは、生活するうえで大きな癒しになります。人間関係にストレスを感じやすいといわれている介護職だからこそ、なじみ深い環境で働くことがリフレッシュにつながるかもしれません。

通勤ストレスが少ない

地方都市の場合、その多くがマイカー通勤です。交通渋滞が起きるリスクも首都圏よりもはるかに少なく、自分のペースで通勤できるのは大きなメリットといえるでしょう。

実家の両親の近くに住むことができる

核家族化が進む現代ですが、将来のことを考えて実家の両親の近くで暮らしたいと考えている方は少なくありません。Uターン転職であれば、実家に戻って一緒に暮らしたり、近くに住んだり…と、実家の両親と頼り合える環境をつくることができます。

介護職がUターン・Iターン転職をするリスク

メリットも多いUターン・Iターン転職ですが、少なからずリスクもあります。いったいどんなリスクが挙げられるのでしょうか。

年収が下がる

Uターン・Iターン転職のもっとも大きなリスクは、収入のダウンです。首都圏と比べると地方都市の給与水準は低く、なかには、首都圏と比較して100万円以上も年収に差が表れる地域もあります。UターンもしくはIターンで地方都市への転職をする場合、首都圏で働いていたときよりも賃金が下がってしまうのは覚悟しておきたいものです。

求人の選択肢が少ない

他業種と比べると地方であっても転職しやすいといわれる介護職ですが、首都圏と比較して人口が少ない地方都市では、介護施設の数が少なく、求人そのものの数も少ないため、転職するときの選択肢はそう多くはありません。地域によっては、希望する条件に見合う施設が見つからず、転職活動が難航する可能性もあります。

地域独特のコミュニティになじめない可能性も

地域によっては、特有の慣習があったり、ご近所づきあいが濃かったり…と、独特のコミュニティが築かれていることがあります。特にIターン転職をして、まったく知らない土地でイチからスタートするケースでは、こういったコミュニティになじむことができず、とまどってしまう方が少なくありません。

Uターン・Iターン転職を成功させるには…

年収ベースはダウンする可能性が高いものの、人によってはメリットが多いUターン・Iターン転職。地方への転職を成功させるには、入念な下調べが不可欠です。どのぐらいの求人があるのか、どの程度の収入が相場なのか調べておくことがより良い条件の転職につながります。

また、現地の求人情報が少なく、比較検討するのが難しい場合は、ぜひ転職支援サイトを活用しましょう。現地の介護施設情報を網羅した専門の転職コンサルタントがバックアップしてくれるので安心です。