リハビリや病院的な機能をもった公的施設「介護老人保健施設」とは?

介護老人保健施設(老健)とは、比較的、費用負担が少なく、利用者さんの在宅復帰のサポートを目的に、医療法人や社会福祉法人などが運営する公的な施設です。

目次

  1. 【1】介護老人保健施設の入居条件

    1. 1.介護老人保健施設の入所難易度

  2. 【2】介護老人保健施設で働く3つのメリット

    1. 1.1、ケアプランの作り方を学べる

    2. 2.2、医師や看護師が常駐していて安心

    3. 3.3、幅広い知識と経験を得られる

  3. 【3】介護老人保健施設で受けられる3つのサービス

    1. 1.1、施設サービス(入所)

    2. 2.2、ショートステイ(短期宿泊)

    3. 3.3、通所リハビリ(デイケア)

  4. 【4】まとめ

介護老人保健施設とは、比較的、費用負担が少なく、病院と自宅の中間的施設として設けられている公共型介護施設です。

老健と略して呼ばれることが多く、病院へ入院する必要ないけれど、自宅での生活をするにはリハビリが必要、という方のためにあります。

利用者さんが在宅復帰できるようサポートすることが目的で、医師や看護士、理学療法士などが常駐し、リハビリ専門スタッフによる機能訓練などを受けられるのが特徴です。

介護老人保健施設の入居条件

入居条件は、原則として介護認定は要介護1以上で、65歳以上です。

他の条件としては、「病状が安定している」「入院治療の必要がない」などです。

施設によって異なる場合がありますので、詳細は直接、各施設に問い合わせましょう。

介護老人保健施設の入所難易度

介護老人保健施設は、平均在所日数が1年弱と短くなっています。

そのため、入居率は高いものの、入所基準を満たせば、3~6か月程度で入所できる場合が多くなっています。

しかし、都市部では満室の施設が多いため、詳細を問い合わせると同時に、複数の施設に申し込んだ方が効率的に入居できる施設を見つけることができると言えます。

介護老人保健施設で働く3つのメリット

1、ケアプランの作り方を学べる

介護老人保健施設では、ほとんどの場合、介護職員が利用者さんのケアプランを作成することになります。

介護サービスを提供する上で、利用者さんが何を求めているのかを正しく理解し、ニーズに合わせて、長期と短期で目標を設定し、その後の経過を観察するモニタリングに至るまで、学校で学ぶような内容を実践的に身につけることができます。

2、医師や看護師が常駐していて安心

介護老人保健施設では、医師や看護師が24時間常駐することが義務付けられています。

そのため、もし夜間に利用者さんの容態が急変するなど、何かあった場合でも、専門家に判断を委ね、迅速かつ適切に対処できるという安心感があります。

3、幅広い知識と経験を得られる

介護の専門学校や大学では、「最初に勤めるなら特別養護老人ホームか介護老人保健施設」と言われているそうです。

その理由は、特別養護老人ホームや介護老人保健施設は基本的に入居希望者が多く、常に満室の状態だからです。

利用者さんの数も多いので、様々な利用者さんと接する機会が多く、必然的に幅広い介護の知識学ぶことができるため、他の施設に行ってもこれまでの経験やスキルを活かしやすいと言われています。

介護老人保健施設で受けられる3つのサービス

介護老人保健施設

 

介護老人保健施設で受けられるサービスは、主に以下の3つです。

1、施設サービス(入所)

施設サービスでは、ひとりひとりのケアプランに沿って、理学療法士や作業療法士が行うリハビリに加え、自宅に復帰した際に自立して日常生活を送れるように、車イスの乗り方や歩行器・手すりを使っての移動訓練などを行います。

また、日々の生活の中で食事・入浴などの生活支援と医療ケアのサービスも提供しています。

2、ショートステイ(短期宿泊)

ショートステイでは、要支援・要介護の方を対象に「施設サービス」と同様のサービスを短期入所という形で行います。

そのため、医療依存度の高い方で在宅介護生活を送る方にとってはとても安心できるサービスです。

3、通所リハビリ(デイケア)

介護老人保健施設では、理学療法士や作業療法士などのリハビリ専門スタッフの設置が義務づけられています。

通所リハビリでは、利用者さんのご自宅までお迎えに行き、日帰りでリハビリや食事・入浴・介護予防プログラムを提供します。

病院からの退院後のリハビリ施設としても利用でき、人気があります。

まとめ

今回は「介護老人保健施設」についてお話しましたが、いかがでしたか?

初めて介護の業界で働く人はもちろん、介護老人保健施設で働いたことがない人は、介護老人保健施設で働くことによって、今まで以上に幅広い知識と経験を得ることができるのが最大のメリットとなるでしょう。

そして、医師や看護士の他に、理学療法士や作業療法士などの専門家と関わることができるため、介護スタッフだけの職場よりも刺激が多く、専門家の対応を身近で見られ、万が一の時も安心というのも大きな魅力です。

日々の介護を行いながら、看護やリハビリに関する視点も持ち合わせて働くことで、より質の高い介護サービスを提供できるようになり、仕事の充足感に繋がるでしょう。