芸術活動で脳と心を活性化!介護の現場の芸術療法って?

介護の芸術療法
芸術活動を通して心や身体の回復を図る芸術療法。認知症患者のリハビリにも効果があるとされています。今回は介護の現場で使われる芸術療法についてご紹介します。

目次

  1. 【1】介護現場で用いられる芸術活動

    1. 1.音楽療法

    2. 2.絵画療法

    3. 3.園芸療法

  2. 【2】芸術療法にはどんな効果があるの?

    1. 1.周囲と交流する機会が増える!

    2. 2.生活の質が向上する!

    3. 3.脳や手指の運動になる!

    4. 4.「うまくできない」も大事な経験

    5. 5.自分の身体能力の低下を実感してしまう

    6. 6.出来上がった作品に不満がある

  3. 【3】芸術療法を取りいれるにはどうすればいい?

  4. 【4】まとめ

介護現場で用いられる芸術活動

ひとえに芸術療法といっても、そのやり方はさまざま。介護の現場では、作品を作る過程を楽しんでもらうために使われることが多いです。どのような芸術療法が用いられているか、主要な活動をご紹介します。

音楽療法

「カラオケにいってストレス発散!」という人も多いですよね。音楽療法は、歌を歌ったり聞いたりすることで、癒しの効果を得ることができます。認知症の人でも音楽を聴くことでリラックスできるので、介護時の抵抗が和らぐことが期待できるんです。

絵画療法

絵を描くことで、自己表現する時間をつくる現場もあります。できた絵をお互いに見せ合ったりするなど交流の機会が多いのが特徴です。作品を評価されることは、自分の自信につながることにも。

園芸療法

植物を育てることで、癒しの効果を得るものです。種植えから花が咲くまでを楽しむという経験を大切にしています。特に園芸療法は土いじりなどをするので、土を触った感覚や草木の水々しい香りなどの感覚が刺激されます。また、育った花を押し花やはがきに使ったりと、他の芸術活動へ発展させることも可能です。

芸術療法にはどんな効果があるの?

芸術療法

 

多くの現場で実践されている芸術療法ですが、どのような効果を期待できるのでしょうか?ここでは、芸術療法によって、得られる具体的な効果ついて説明します。

周囲と交流する機会が増える!

芸術療法では、大勢の人と一緒に芸術活動をすることが多いです。すると、その中で作品そのものや自分の好きなことを話したりするなど、芸術をきっかけにして他者と交流することが増えるんです。心の内を共有する機会があることは、ストレスの解消につながります。

生活の質が向上する!

 

絵を描くといった芸術活動が日々の楽しみになることも。「今日は何を描くんだろう?」「今回は前よりもうまく描けるようになりたいな」といった、活動に対して積極的に参加するようになります。目標となることがあると毎日に活気がでるようになります。

脳や手指の運動になる!

芸術活動に挑戦することは頭と手指の運動になります。「どんな絵を描こうかな?」と頭を働かせることになります。そして、自分の思うものを表現するために指を走らせることは。身体の能力向上のきっかけとなるのです。

「うまくできない」も大事な経験

もちろん芸術活動によって良い評価の声を聴くことができるだけではありません。活動の中で、否定的な声が挙がることもあります。

自分の身体能力の低下を実感してしまう

年齢を重ねるとどうしても身体能力が衰えてしまうものです。例えば、絵を描くときに細かいものを描こうとしても、指先が自分の思う通りに動いてくれないと歯がゆいものです。特に、以前に芸術に携わっていた経験がある人ならなおさらでしょう。楽しく絵を描く時間が自分の至らなさを実感する時間となってしまうのです。

出来上がった作品に不満がある

自分が満足できる作品をつくるのは難しいですよね。これは仕方がないこととも言えばそれまでですが、やっぱりもやもやが残ってしまうことも。「できない」、「うまくいかなかった」などといった発言が増えてしまいます。

しかし、こうやって苦労するのも大切な頭や心の動きなんです。身体機能は使う機会が減ってしまうとどんどん衰えてしまうものです。こうして負荷を与えることも重要なんです。

ですがもちろんのこと、負荷の与えすぎはよくありません。そんなときは無理に活動をさせないことが肝心です。そして次に、身体能力に合わせた活動を新たに考えていきましょう。個人にあった芸術活動をコーディネートすることも効果を発揮するには重要です。

芸術療法を取りいれるにはどうすればいい?

「実際に芸術療法を取り入れたい!」と思ったら、まずは何をすればいいのでしょうか?

最適な方法はそれぞれの専門知識を備えた人の指導を仰ぐことです。というのも、芸術療法は対象とする相手に合わせたプログラムを考えるので、専門的な知識が求められるからです。芸術療法の専門家は以下の通りです。

・音楽療法士

・芸術療法士(アートセラピスト)

・アートカウンセラー

・絵画療法士

・園芸療法士

残念ながら、上記の資格は国家資格ではありません。しかし、法人や協会が独自に求める基準を満たすと、認定資格として認められます。ご自身で芸術療法の資格を取りたいと考える人は、求める資格を取得できる講座を開講している機関を探してみてくださいね。

まとめ

芸術療法には、さまざまなアプローチがあり、期待できる効果もさまざま。芸術療法による効果を高めたいのなら、芸術療法を施す相手に合った活動を行うことです。そのためには知識がやはり必要になるので、専門家を呼んだり、ご自身で資格取得を目指して見るのがおすすめです。

介護ぷらす

この記事が気に入ったら「いいね!」しよう

最新の介護お役立ち情報をお届けします。